
2026〜2027年度
東京福生ロータリークラブ
会長 佐藤 和義
会長テーマ
「静かな覚悟で、未来に誇れるロータリーを」
はじめに
この一年あまり、五十余年の人生の中でも、最も激動の時間が流れました。会社経営、家族、従業員、そしてロータリークラブ。そのすべてを天秤にかけ、私は一度、ロータリーを退会することを真剣に考えました。
その過程で、私は一つの結論に至りました。ロータリーは、人生の上に立つものではない。しかし同時に、人生を支え合う場としてのロータリーは、確かに存在する。
苦しい時に、肩書きや役職ではなく、一人の人間として寄り添い、話を聞き、心配してくれたロータリアンがいました。派手な活動ではなく、静かに、誠実に支え合う関係こそが、ロータリーの本質なのだと、改めて教えられました。
私は今も、すべての答えを持っているわけではありません。しかし一つだけ確かなことがあります。逃げずに向き合い、覚悟をもって続けることこそが、誠実さであるということです。
この想いを胸に、本年度の舵を取ってまいります。
ロータリーの原点に立ち返って
私がロータリーに入会する前、スポンサーである木下会員に、「どうしていつもそんなに素敵な装いをされているのですか」と尋ねたことがあります。その時、先生は少し照れたようにこうおっしゃいました。
「私はロータリアンだからねぇ」
その何気ない一言に、ロータリアンとしての立ち振る舞い、生き方、誇りのすべてが込められていると感じました。
また、私が入会した当時のクラブスローガンは、「地域の魅力ある憧れのロータリアンであれ!」でした。このスローガンは入会以来ずっと、私の「ロータリアンとしての姿勢」としての原点の言葉です。
ロータリーとは、仕事や社会的立場、財産などを誇示する場ではありません。日々の所作、姿勢、行動そのものが問われる場であり、決議23-34が示すように、ロータリアンは主役ではなく、社会を支える黒子であるべき存在だと考えています。
重点方針
- 各奉仕活動・事業への理解を深め、ロータリアンとしての資質を高める
社会奉仕、職業奉仕、青少年奉仕、国際奉仕をはじめ、米山奨学事業、希望の風募金など、クラブが取り組む各奉仕活動・事業の意義と背景への理解を深めることを重視します。
単なる参加や実施にとどまらず、「なぜこの奉仕が必要なのか」「誰のための活動なのか」を共有し、ロータリアンとしての自覚と誇りを育んでまいります。 - 会員基盤の強化(会員純増3名必達)
会員純増3名を必達目標とします。決して大きな数字ではありませんが、現実と向き合い、必ず達成する覚悟をもった目標です。
退会防止を重視し、社会から見られたとき、胸を張って「ロータリアンである」と言える人としての在り方を磨いてまいります。あわせて、会員間の趣味や関心を軸とした交流を活性化させ、自然な形での定着と、新たな仲間づくりにつなげていきます。 - 出席率の回復と例会の質の向上
出席率を90%台へ回復させることを目標とします。また、純粋な意味での100%出席例会を必ず達成します。
一方で単に数字を追うのではなく、「この例会に出たい」と思える内容と空気づくりを大切にし、さらにしっかりと規律をもった例会運営をし、友愛と学びを親睦の中心として位置づけます。
おわりに(未来へ向けて)
本年度の施策は、内向きに見えるかもしれません。しかし、内側が整わなければ外への奉仕は成り立ちません。
60周年に向け、福生ロータリークラブがより活性化し、未来に振り返ったとき誇れるクラブであるために。
派手さではなく誠実さを。声の大きさではなく姿勢を。仲間と共に、一歩一歩、着実に歩んでまいります。
皆様一年間どうぞよろしくお願いいたします。
